羽毛は年中使える?季節に合わせた羽毛布団

羽毛は年中使える?季節に合わせた羽毛布団

羽毛は年中使える?

羽毛と言えば冬に使うイメージがあるかと思いますが、一言で羽毛布団と言っても充填量(中に入っている羽毛の量)によって冬だけでなく他の季節にもお使いいただけます。

羽毛の特徴は軽くて暖かいということと、保温性があり吸湿・放湿性も兼ね備えていること。このことから実はどの季節にも使える布団なのです。季節によって使い分けるとより快適に過ごすことができます。

 

羽毛布団とは?

羽毛布団について簡単に説明します。羽毛布団に使われているダウンは水鳥の胸元部分のタンポポの綿毛のような毛を使用しています。また、水鳥のダウンを50%以上使用している掛布団が羽毛布団の部類に入ります。ダウンのほかにもスモールフェザーが入っていて、ダウンの割合を表しているのがダウン率となります。同じ充填量であれば比率の高い方がよりふっくらとしています。

 

羽毛布団の種類

羽毛布団は年中使えると述べましたが、どのような種類があってどの季節に使うのがおすすめかを紹介します。大きく分けると冬に使う羽毛布団(本掛け)、冬用布団に比べてダウンの量が少ない合掛け布団や肌掛け布団(ダウンケット)の3種類です。

では、3種類のメリット・デメリットも含めてそれぞれどういった布団なのか見ていきましょう。

 

羽毛布団

羽毛合掛布団やダウンケットと比べると暖かさ、保温性は一番です。保温性を重視する寒がりの方、寝室で暖房を使用しない方にはおすすめです。布団に毛布やダウンケットを重ねて使うとさらに暖かく過ごせます。冬のみの使用になってしまうので他の季節に使用する布団を用意しなければいけないことや、使わない時期の収納時にスペースをとってしまうことがデメリットとなります。

 

肌掛け布団

肌掛け布団は冬用布団や合掛けに比べてふっくら感はなく薄いタイプの掛布団です。夏は肌掛け布団1枚で使用し、寒い時期でも冬用の布団や合い掛け布団と合わせて使うこともできるのでオールシーズン使うことができます。羽毛には湿度調整機能があり、汗をかいても吸収と発散するのでムレも防止してくれます。最近の夏は寝ている間も一晩中クーラーをつけている方が多いのではないでしょうか。タオルケットより高価な寝具にはなりますがタオルケット一枚だと体が冷えすぎることがあります。それに比べダウンケットは体を冷やし過ぎることがないのでクーラーなどの冷え対策にも使えます。中には、洗えるダウンケットもあるので洗いたい方にはおすすめです。

羽毛合掛布団

合掛け布団は冬用布団より少し羽毛の量が少ない布団です。冬用布団では暑く、肌掛け布団では寒いといった冬用布団と肌掛け布団の中間に位置するものです。春や秋に使用することが多いですが、冬でも暖房の効いた部屋や気密性の高いマンションだと合い掛け布団でも十分事足りる場合もあります。暑がりの方、就寝時も部屋を暖かくしている方におすすめの布団です。逆に、夏に冷房の効いた部屋で合い掛け布団を使用することもあります。合い掛け布団だけでは寒い場合、冬用布団同様、毛布や羽毛肌掛布団を使うと良いでしょう。

二枚合わせ羽毛布団

3種類以外にも合掛け布団とダウンケットを合わせて使う二枚合わせ羽毛布団があります。

二枚合わせ羽毛布団は、春と秋に羽毛合掛け布団を使用し、夏にダウンケット、冬に合掛け布団とダウンケットをセットで使用します。そのため二枚合わせの羽毛布団があればオールシーズン過ごすことができます。冬用布団、合掛け布団、ダウンケットと3種類も購入しようと思うと費用がかさむうえに、収納にも場所を取ってしまうため二枚合わせ布団はおすすめです。デメリットとしては布団の側生地が2枚分ということになるので合わせて使用するときは冬用布団1枚と比べると少し重くなります。冬場に毛布を掛けて使うとその分の重さもプラスされてしまいます。もう一つのデメリットとして2枚合わせて使用するときにスナップボタンで連結するのでその際の手間は増えてしまうというところです。

羽毛の量と使う時期

布団の種類によるそれぞれの量と1枚で使うのに適した季節をまとめた表です。シングルサイズで比較しています。

 

冬用布団

合掛け布団

ダウンケット

羽毛の量

1.0kg1.2kg

0.6kg0.7kg

0.25kg0.4kg

使う時期

春・秋

 

まとめ

羽毛布団は冬だけでなく合い掛け布団やダウンケット、2枚合わせ布団を使うことによって1年を通して使うことができます。

冬は暖かく、夏は冷えすぎ防止と羽毛布団の機能性は優れていて寝心地もとても良いものです。また、どの布団を使用しても清潔を保つため布団カバーは必要です。カバーの素材もフリースのカバーや綿のカバーなどあるので自分の好みに合ったカバーを使うと良いでしょう。さらにダウンケットはもちろん、冬用の布団でも軽いので睡眠中の体への負担もかかりにくい事から質の良い睡眠にも繋がります。

冬以外にも上手に羽毛布団を取り入れて今よりも上質で快適な睡眠にしていきましょう。

この記事を書いた人

年に2、3回ですがキャンプします。キャンプ・車中泊でも快適な睡眠を追求中です。

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